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HDD容量が不足してきたので「TOSHIBA MD04ACA600」から「TOSHIBA MD05ACA800」へデータをコピーした。
総データ量は5TB程度あり、コピー予測時間は3時間と表示された。
しかし、半分あたりから一向に進まなくなった。
ディスクのアクティブ時間は100%だが、コピー速度は数百KBから0バイトを行ったり来たり…。
おまけにWebブラウザにも表示時に弊害が出たりするようなった。
最初はHDDの初期不良を疑ったが折角3万以上出して買ったものなので結論を出すにはまだ早い。
イベントビューワー
まずは「イベントビューワー」を確認。
すると「デバイス \Device\RaidPort0 にリセットが発行されました。」というエラーが出ていた。
何かおかしなことが起きている、というのはOS側で認識されている。
CrystalDiskInfo
次に定番の「CrystalDiskInfo」を確認。
すると真っ先に目に入ったのが「UltraDMA CRC エラー数」が大きな値になっていた。
「UltraDMA CRC」と言うのは「UltraDMA」と言うデータ転送方式のCRC(巡回冗長検査:Cyclic Redundancy Check)を示す。
これは本来ハードウェア側で発生した微量のノイズ混入を検出して高速に誤り訂正を施していく機能で、普通に利用している場合、常に0になるのが正しい。
しかし、たった8時間で4桁も上昇しているということはハードウェア側で何か不具合が発生している可能性が非常に高い。
したがって、故障が疑われるべき箇所は以下の4箇所。
1.SATAケーブル内の断線や接触不良
2.SATAケーブルとHDDのコネクタ部分
3.SATAケーブルとマザーボード上のコネクタ部分
更に、今回に限ってこのHDDはSATAケーブルでマザーボードに接続しているわけではなく、5インチベイのHDDマウンターで接続していたため、これも原因である可能性が高かった。
本来なら一つずつ原因を探っていくのが筋だが、先にHDD本体が不良である可能性を潰したかったため、交換したSATAケーブルでHDDをマザーボードと直接続した。
その結果、問題なくコピーが継続できるようになったため、SATAケーブルか、HDDマウンターの接点不良だということが分かった。